今日の『東京新聞』に、「選挙制度 どう見直すか?」という一面を使った記事があった。3人の方が、みずからの考えを述べていました。政治学者の三浦まりさん、政治家の岡田克也さん、弁護士の伊藤真さんです。
わたしは、小選挙区制が提案されたときから、ずっと反対しています。あの頃、テレビや新聞なども、小選挙区制を導入することが正しいと、強く、強く主張していました。テレビにも山口二郎ら小選挙区制導入派の政治学者が出演していました。それに反対したのは、朝日新聞の石川真澄さんくらいで、 日本という国は、そのとき、恐ろしい国だと思いました。一斉にひとつの方向を向き、小選挙区制導入に賛成しないのは「非国民」であるかのような雰囲気でした。久米宏さんも、導入賛成派でしたね。
三浦まりさんは、日本は「小選挙区制は使いこなせない」と語っていますが、同感です。小選挙区制が生みだす政治は保守二大政党であり、それらによる保守的な政治を展開するためでした。そして、日本国憲法も改憲して、戦争ができる国にするということが含意されていました。
しかし日本人には「強い平和主義」があり、小選挙区制を導入しても、 保守二大政党が成立することは難しいのです。
岡田さんだけが、現在の小選挙区制は必要だと主張しています。この人はいまは落選中ですが、政治家としての出発は自由民主党所属でした。自由民主党所属であった人ですから、保守政治の担い手のひとりです。保守二大政党制を志向する政治家ですから、小選挙区制には賛成するでしょう。
伊藤真さんは、全国一区の比例代表制にすればよい、と主張します。わたしは、それもありかなと思います。
現在の小選挙区制は、三浦さんが指摘する通り、自由民主党は小選挙区で49%の得票率で、なんと議席を86%しめた、ということでも明らかなように、小選挙区制は非民主的な制度です。国民の投票活動を、ある意味で無化する制度です。民意を正確に反映しない制度です。
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