資本主義は、暴力そのものだと思う。『週刊金曜日』10月17日号の廣瀨純の「自由と創造のためのレッスン」を読むと、資本主義というのは、反人間的なシステムだと思う。
そこに書かれていたのは、米国の移民政策についてであるが、移民を入れたり、移民を追い出したりしているが、それは「国内資本からの要請」なのだと指摘している。正反対の措置ではあるが、共通しているのは、低賃金労働力の確保である。
「オバマ=トランプ=バイデン時代の大量国外追放も、メキシコ側のコールセンターに米国英語を話す労働者を供給するため」だと。「メキシコ側で就労させ、米国資本のために低賃金で働かせる」のである。
振り返ってみれば、日本も同様のことをしている。とにかく低賃金で働く人を、資本は求める。日本人労働者の賃金は、この間ずっとあがらないできたが、その賃金よりも安い労働力を求めているのだ。外国人技能実習生という名の奴隷的労働で働く人びと。それ以前は、外国に住む日系の人びとを招いて、低賃金労働力として働かせていた。
戦前も、日本の植民地とされた朝鮮、朝鮮人も「大日本帝国臣民」であったが、自由に日本本土に入って来たわけではない。労働力が不足しているときだけ、「移入」されていた。
資本主義社会は「自由」だというが、その「自由」というのは、資本の要請の範囲内のものでしかない、ということである。
この資本主義、いつまで続くか分からないが、その下でも、相互扶助、共存をめざす小さな世界をつくっていくことが大切かと思う。
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