2025年10月25日土曜日

まさか・・・・!

  『週刊金曜日』で、内田樹がトランプについて、「「まさか、こんなことまではしないだろう」という常識の意表を衝いて、憲法と法律を無視した大統領令を乱発して、独裁者の足場を着実に固めている」と書いている。

 それと同じようなことを、安倍晋三がやっていたことを思い出す。

 しかし、人びとのなかに、そういう人物を好む者がいて、SNSを通して彼らがつながってしまい、集団としての力を発揮するようになってしまった。その力は、ことばも行動も暴力的である。

 長年の自民党・公明党政権による悪政がつくりだした社会状況であるのに、その社会状況を利用して、たとえば排外主義的なことを叫び、それが人びとの共感を呼んでいる。少子化もそれをカバーするための外国人低賃金労働力の導入(外国人の法的地位を明確にしないままに、ただ働かせれば良いという政策)も、そして円安にして海外からの観光客を大量に招き入れること、これらは自民党・公明党政権がやってきたことだ。

 その挙げ句が、「日本人ファースト」。「日本人ファースト」を唱えるなら、日米地位協定を問題にしろよ!と言いたくなる。 

 新自由主義が現在の矛盾をつくりだし、世界的に、同じような状況が生まれている。アメリカも、ヨーロッパも。

 どうしたら、この状況を切り開くことが出来るのか。悩ましい。

 『週刊金曜日』で、森達也が「メディアは社会と合わせ鏡だ。知る権利や政治権力の暴走よりも低俗なスキャンダルに国民が関心を示すのなら、メディアが政治権力と闘えるはずがない。そのレベルの国民が選挙で政治家を選び、メディアの権力監視は満足に機能しないまま一党独裁状態が戦後80年続いてきた」と指摘している。その通りである。しかしそういうことを指摘しても、ある種の嘆きでしかない。問題は、どう一歩を歩み始めるか、である。わたしにはその一歩を示す力はない。ただただ、模索するのみだ。

 その間にも、「まさか、ここまでやるか」が積み重なっていくかもしれない。

 あゝ、どうしたらよいのだろうか。 

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