2025年10月23日木曜日

醜悪と長い文

  『東京新聞』のほか、日々、ネットでニュースを追っているが、ネットのニュースを見なくなった。なぜか。あの醜悪な顔が至る所にあるからだ。高市早苗を、女・安倍晋三とみるからだ。安倍の顔も見ないようにしていた。老齢期の人間にとって、ストレスは大敵だというので、ストレスの原因となるアベ、そして今は高市とそれを支える面々、いずれも醜悪な顔を持っている、かれらの顔は見たくないからだ。その顔に刻印された傲慢さ。庶民の生活を歯牙にもかけない獣性を、かれらの顔に見るからだ。

 熊が出没して庶民を苦しめているが、彼らは熊のような存在だ。山の中など、いるべきところに隠れていればいいのだが、彼らは表舞台に出てきてしまっている。

 政治は、世のため人のためになされなければならないという思想をわたしは持っているが、かれらはそんなことは関係なく、利権とつながり、政治家であり続けるため私腹を肥やすのに余念がない。まさに熊である。冬眠前にたくさん食べておかなければと人里に進出してきた熊だ。

 新聞を見たら、共同通信の世論調査があった。なんと、高市政権の支持率が64%だという。人里を荒らす熊に64%の支持が集まる。

 高市政権とトランプ政権は、同じ穴の「熊」である。

 今月号の『地平』で、三牧聖子さんがこう書いている。「トランプほどにあからさまに大統領という地位を利用し、巨額の利益を得ている大統領はいない。」とある。そして、「 7月4日、トランプは「一つの大きくて美しい法案」と名付けた大型減税法案に署名し、法律として成立させたが、その内実は明らかに富裕層を優遇するものだった。同法案には確かに労働者向けの目玉政策として掲げられてきた「チップ収入非課税」も含まれたが、低所得者向けの医療保険(メディケイド)など医療関連費の一兆ドルの削減が盛り込まれるなど、低所得層にとっては支援が削られる痛みのほうがはるかに大きい。議会予算局の試算によれば、法案成立により政府債務は今後10年間で3.1兆ドル拡大し、2029年時点で高所得層の所得が3%増加する一方で低所得層の所得は4%減少する。」

 そして「トランプ政権はその統合の実態が、ごく少数の金と権力を持つ人たちがさらにその富と権力を増やす一方、庶民は今かろうじてもっているものですら剥奪される寡頭政治であることを隠そうともしていない。」と。

 高市も、軍事拡大のために、増税、社会保障削減を推進して来るだろう。しかし、SNSやテレビのワイドショーなどで、そうしたことに触れることはない。テレビメディアは自民党政権とグルであるし、SNSには政権側の意図的な「情報」が流されている。

 わたしは、そうした人びとをだますような情報にはアクセスせず、『地平』『世界』『週刊金曜日』などで情報を得ているが、それぞれの文章は長い。

 最近、多くの、とりわけ若者は長い文章が読めないという。そうであるなら、日本の未来は明るくはない。どんなことでも、短文では一定の主張を、根拠を示して展開することは出来ない。長い文を読むことが出来なくなれば、しっかりとした判断はできなくなる。長い文を読んでいると、思考を止めたり、飛翔したり、新たな発見へとつながったり、とにかく思考が豊かになる。

 政治判断は、感情で行われるものではなく、きちんとした情報をもとに下されなければならない。今の時代は、それが出来なくなっているようだ。だから、現在に繋がる未来は危うい。 

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