イスラエルがイランを空襲、核施設などを破壊した。それに対して、イランが反撃したが、しかしみていると、イスラエルが圧倒的に計画的にかつ的確な攻撃を行っている。イスラエルの攻撃は、用意周到だったことがうかがえる。
イスラエルは、ガザ攻撃、西岸地区でのパレスチナ人居住区の占拠など、まさにパレスチナ人の殲滅作戦を展開している。そのイスラエルを批判すると、西欧諸国は、イスラエル批判は「反ユダヤ主義」だとする。
イスラエルの暴挙については、アメリカなど西欧諸国は寛容である。その状況を考えると、第二次大戦後、イスラエルをあの場所に建国させた理由が、「野蛮」なイスラム世界の監視役としての機能を果たさせる、というものであったことが思い出される。
イスラエルは、西欧キリスト教国の支持を得て、パレスチナ民衆はじめ、イスラム世界の弱体化を狙っているのだろう。そしてイスラム世界の石油利権を獲得しようとしているのではないかと思われる。
実際サウジアラビアなどイスラム世界の多くの国々は、アメリカや西欧キリスト教国と友好関係を確立し、今やイスラエルとの対決姿勢を示しているのは、イランのみである。イスラエルのイラン攻撃の背景には、イランの政治体制を崩壊させ、昔のパーレビ国王時代のようにするためのアメリカの策謀があるのではないだろうか。
パレスチナからパレスチナ人を殲滅ないしは放逐し、イランの体制を崩壊させれば、「野蛮」なイスラム世界は、従順な「ヒトの類」となっていくのだろう。その尖兵の役割を果たしているのがイスラエルなのであって、その役割は西欧世界公認なのである。
パレスチナの民衆に連帯を示す人びとは、イスラム世界を「野蛮」とする西欧世界とも闘わなければならない。その西欧世界の方針を、トランプがかってでているのである。
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