2025年5月13日火曜日

権力悪には従わない

  マイナ保険証の問題で混乱が起きているという。『日刊ゲンダイ』は、その混乱の原因をこう書いている。

 「総務省の想定では、今年度に電子証明書の期限を迎えるのは約1580万件、これとは別にカード自体の更新が約1200万件と計2780万件に上る。ちなみに来年度は計2020万件、再来年度は計2810万件の見通し。窓口の混雑はしばらく続きそうだ。」

 そもそもマイナポイントにつられて国民の多くがマイナ保険証をつくったからだ。

 わたしはマイナンバーカードも持たないし、マイナ保険証も持たない。当初から、これらのカードの問題点は指摘されていた。にもかかわらず、人々は窓口に殺到してマイナ保険証をつくった。

 政治権力が「悪」を働くことには従わないことだ。

 政治権力は、権力を掌握しているが故に、いかなることでも強制することができる。抵抗できない強制もあるが、抵抗できることについては、極力抵抗する。そうした気概を持つ者は多くはない。

 とにかく、権力を持つ者は悪事を働く。たとえば万博。ユスリカが大量発生しているそうだ。 万博は問題が多すぎる。そもそも大阪万博は、橋下徹、松井一郎の両名が、アベとスガを抱き込んで、夢洲にカジノを誘致するために、インフラを税金でつくらせようという魂胆から計画されたということだ。だから万博の成功はどうでもよく、人が集まらなくても、それは問題ではないのである。

 さらに官僚も悪事を働く。森友問題で、重要な書類が「廃棄」されたという。安倍昭恵関連の文書である。 自民党政治家やその家族、彼等と思想を同じくする者たちを、官僚は厚遇し、そのために悪事をはたらくのだ。そして指摘されても、彼等は平然としている。権力が守ってくれると思っているからだ。

 政治家も官僚も、さらにそれにはりつく面々には、正義ということばはない。自分たちだけの利益のためだけに、権力を行使するのである。

 国民の要求には「財源がない」とうそぶき、自分たちには湯水の如く税金を「我田引水」ならぬ「我懐引金」に勤しむ。

 絶望的な国、日本である。

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