2025年5月10日土曜日

超右翼の面々

  『日刊ゲンダイ』の記事、「自民・西田昌司議員「ひめゆりの塔」巡る暴言が飛び出した「憲法シンポジウム」主催者たちの正体」には、西田が暴言を吐いた集会の主催者が報じられていた。

 沖縄県神社庁や神道政治連盟県本部、日本会議県本部という超右翼の面々、そして西田の発言を詳報したのが『世界日報』だという。

 西田は、記事が指摘するまでもなく、自由民主党の議員である。要するに、自由民主党の思想と、神社本庁・神道政治連盟、日本会議、旧統一教会の思想とは、同じだということだ。

 神道政治連盟と神社本庁とは一体的であって、目的としては大日本帝国憲法の時代に戻そうという復古運動である。神社や神道についていろいろ説明しているが、要は明治以降の、日本近代の神社や神道の状況にしたいという動きである。日本近代の神道は国家神道であり、神職は国家公務員として厚遇されていた。それに戻したい、ということなのだろう。近代以前の神道、神社には、あまり関心はないように見える。伝統というなら、古代からみるべきなのに、明治以降、敗戦までしか視野に入っていない。だから選択的夫婦別姓にも反対するのである。夫婦別姓こそ、日本の伝統であったのに、近代天皇制との関連で、「臣民」に強制したのである。源頼朝のおくさんは、北条政子であろう。これが伝統なのだ。

 それにしても、日本の伝統を強調する神社本庁や神道政治連盟が、韓国生まれの旧統一教会と足並みを揃えるのはどうなのだろうか。韓国は夫婦別姓である。旧統一教会の教祖は文鮮明、妻は韓鶴子、何故に韓国生まれの旧統一教会が選択的夫婦別姓に反対するのか。

 

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