自由民主党という利権政党の総裁選挙が行われているが、まったく関心がない。誰が総裁になろうとも、基本的な政策は変わらない。彼らは、米軍(米国)と経団連のための政策を、官僚たちとタッグを組んでただ進めていくだけだ。そうすることによって、利権を保持できるからだ。
自由民主党という政党が権力を掌握したままだと、日本はもうどうしようもない状況へと突き進む。
当地では、稲刈りが終わったと思ったら、その田んぼが、大量の土砂で埋め立てられる、そんなところがあちこちにみられる。日本の米作は、もう断末魔である。今までの2倍以上、米価が高騰して、国産米が売れない、そのなかで外国産米などが売られている。
政治家は、しかし、危機感はない。彼らは米価がいくらになっても、買うことは出来る。庶民の生活状況などまったくかまわない。自由民主党の勢力が減少して野党の勢力が伸びたからといって、何か変わったか。何も変わらない。たしかに、自民党、公明党、国民民主党、立憲民主党、維新、参政党、これらは自由民主党と大同小異の政党であるから、変わるわけがない。
地方では車がないと生活できない、しかし高騰しているガソリン代は安くならない。暫定税率は廃止されなければならない価格になっているにもかかわらず、廃止されない。高ければ高いほど、悪税たる消費税は増え、政府は「税収は最高だ!」とほくそ笑んでいる。
10月から、食料品など3000品目の価格が上昇すると報じられているが、そうなるとさらに消費税収は増える。支配層はうれしくて仕方がないだろう。大衆課税たる消費税は、大衆から絞りとる税金だから、大企業などはうれしいだけである。輸出すれば、消費税が戻ってくるのだから、彼らはウハウハであろう。
そういう政治を進めてきた自由民主党の総裁選。彼らが言うことはデタラメである。高市という極右政治家は、奈良の鹿が・・・などと虚言を吐き、小泉は何も分かっていないのに、農業はこうしたらどうかとばかな提案をする。何も分かっていない自由民主党の議員、彼らが欲しいのはカネと名誉である。とりわけ右派的言辞を吐く旧安倍派の面々こそ、頑迷な保守層に媚びを売りながら裏金を得てほくそ笑んでいる。国税庁もそれに対して課税したという話を聞かない。
自由民主党、官僚、財界、そして政治家、いずれも利権に与り、私腹ばかりを肥やす。政治に期待しない庶民の気持ちも理解できるというものだ。
国家というものの存在理由は、なくなりつつある。
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