エンゲル係数が歴史的な高水準になっているという記事をみた。確かに相だろうと思う。食品の価格上昇はとどまるところを知らない、という状況だ。年金生活の日々を送っているわたしには、できるだけ消費を減らすことが、現在の生きる知恵となっている。
日本政府は、基本的に人権を守らない。もっとも重要な生存権ですら顧慮しない。選挙目当てのバラマキはするけれども、庶民の基本的な生活を維持することにはまったく無頓着である。
長年続いた自由民主党と公明党の政治は、まさに利権政治そのものである。今も、軍事費に多額のカネを振り向け、日本の軍需産業をもうけさせ、アメリカの軍需産業にも多額のカネを支出している。
日本国民が賢明な投票活動をせずに、長年自由民主党と公明党の政権を維持させてきたツケがきているのである。
軍事費に多額のカネを投ずるということは、つまり戦争を誘発するということでもある。1930年代、日本の陸軍や海軍は、予算獲得のために戦争を拡大した。拡大することによって、みずからへの予算を増やしてきた。
日本の、現在の軍事費の上昇をみていると、1930年代の、日中戦争からアジア太平洋戦争へと進んで行った日本の愚策を想起する。
戦争が庶民の生活を破壊することは当然のことで、政府は三菱重工などの軍需産業への税金投入を増やしている。自由民主党などには、彼らから多額の政治献金がわたっているから、軍事費拡大は利権そのものである。
こんなにも庶民の生活が破壊されているのに、政治は変わらないのか。
日々暑さに耐えながら、読書その他に励んでいるが、この温暖化は何とかならないかと思う。新たに何かをしようという意欲を失わせる暑さである。
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