わたしの友人に結婚して大阪に住んでいた人がいた。いた、というのは、すでにこちらに帰って来ているからだ。日頃から、大阪はイヤだ、イヤだ、と言っていたが、旦那さんの仕事が終わったので、帰って来て、今は生き生きとしている。
昨日、九州からの帰途、新大阪駅で乗り換えのために45分間滞在した。たくさんの人びとが行き交っていたが、その人びとの服装、態度、動きなどすべてに「違い」を感じた。わたしが住んでいる地域、九州の息子一家が住んでいる地域、娘一家が住む東京と比較すると、大阪は「異質」だと感じた。
乱雑というか、あるいは猥雑というか、アナーキーというか。
その人びとの中に、万博帰りもいた。わたしが気持悪いと思う「みゃくみゃく」のマークのついた袋を持った人。その人びとは、大阪という地域にみごとにはまっていた。
腕にタトゥーを入れ、マニキュアをし、さらに長い爪をつけてスマホをタップする、肌を露出していた女性たちの一団。わたしの前に、若い男女が、仲よく座ったとおもったら、男が女性の髪を撫ぜる、撫ぜる、・・・。
わたしの隣に座った若い男性は、指をひたすらスマホ上で動かし、時々、小刻みな声をあげる。ゲームをしているのだろうか。
大阪から出たいと言い続けていた友人の気持ちが、すこしわかるような気がした。
0 件のコメント:
コメントを投稿