今日、ゆりかもめに初めて乗った。品川で新幹線を降り新橋へ。そこでゆりかもめに。たくさんの人が乗っていた。当然降りる駅、東京ビッグサイトまで立ち続けた。はじめて知った大学、武蔵野大学での研究会に参加するためであった。武蔵野大学は100年の歴史があると言うが、まったく知らなかった。校舎はとてもきれいで、設備も整っていた。
ゆりかもめが人びとを運ぶところ、わたしが学生時代、なにもなかった。学生時代、伊豆七島の神津島でキャンプをするために竹芝桟橋から乗船、しかし体育の授業があったので仲間と離れてわたしだけが1日早く帰った。帰りの日は台風が来ていて、船が揺れに揺れた。でもわたしはまったく酔わなかった。船の揺れに身を任せて、そのリズムにのってしまえば酔わないということがわかった。船から海を見ていると、波が船より高く、その波の中を航行したのだが、東京湾に入るとまったく静かになってしまい、な~んだと思ったことがある。桟橋まで、東京湾には何もなかったと思う。
だが今、ゆりかもめの窓から見える風景は、高層ビルの林立であった。わたしは、これは自然に対する人間の悪しき挑戦ではないかと思った。それも、おのれの力を過信してつくったものだと思った。自然の破壊、本来あってはならないものをつくってしまった、という感慨である。
そういうところに、子ども連れや若い人たちが大挙して押し寄せる。
東京には、絶対に住みたくないと思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿